BABY-G Presents Girl's PARTY!

LIFE STYLE

Maybe!×BABY-G タイアップ企画

いまMaybe!が注目している女性クリエイター達12人インタビュー連載。憧れのクリエーターが自身のお気に入りのBABY-Gとともに、過去・現在・未来の制作活動について語っていただきます!

With BABY-G
Vol.9 ファッションデザイナー
中里周子さん

普遍的な美意識に自分の感性を加え
誰も見たことがないファッションを提案したい

中里周子さん紹介

中里周子(なかざと・のりこ)。ファッションデザイナー。1988年生まれ、東京都出身。立教大学卒業。東京藝術大学大学院博士課程に在籍中。2014年にDIESELが主催する欧州インターナショナルタレントサポート「ITS」でジュエリー部門グランプリを獲得。同年に「NORIKONAKAZATO」をスタート。個展やアートブックの出版、伊勢丹新宿店でポップアップショップ「ISETAN宇宙支店」開催、アイドルグループ・乃木坂46のアートディレクションなど、多岐に渡り活躍中。

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創作や表現では背伸びせず素直でいることが大事だと気付かされた

両親や祖父をはじめ、ファッションやアートに造詣が深い家庭で生まれ育ちました。家にはたくさんの絵画や骨董のコレクションがあり、それに囲まれているのが私にとって普通の環境。展覧会や演劇に足を運ぶことも多く、小学生の頃は毎日放課後に習い事へ。バレエ、バイオリン、運動、塾と大忙しの子どもでした(笑)。また、ある日突然母から知人の「パントマイムのワークショップがあるから」と言われて出かけたり、舞踏家の田中泯さんのワークショップに参加するために山梨に行ったりと、いろいろな場所でたくさんのことを吸収してきました。
大学では服飾サークルでデザイン担当として作品を作ったこともありましたが、それを職業にしようとは思っていませんでした。でも、在籍していた文学部の自由課題で服とポエムを提出したら、最高のS評価をもらえたことがあって。「評価ができずSをつけた」と言われたとき、“評価ができないものを作ればSになるんだ”という新たな発見がありました。今までの複合的な経験があったからこそ、この結果を出せたのかもしれない、と感じて、と当時の私には自信になりました。
大学卒業後はファッションのことをアカデミックに捉えてみたいという思いから大学院進学を決心し、就職せず東京藝術大学の大学院に進みます。また、文化服装学院の夜間と「ここのがっこう」にも通いました。
「ここのがっこう」は、ファッションデザイナーの山縣良和さんが作った“ファッションが学べる学校”。ここで経験したことに、今の職業に就くキッカケがたくさんありました。あるとき「A4用紙1枚で自分を表現してください」という課題が出て、私は目いっぱい時間をかけて立体的な作品を作ったんですが、全く評価されなかった。一方、同級生だった村上亮太くん(RYOTAMURAKAMIデザイナー)は、一畳の畳にマジックペンで自分とファッションの関係を書き綴ったものを提出し、山縣さんにすごく褒められていたんです。幼い頃からずっとお母さんが作った服を着ていて、小学校のときにはそれが原因でいじめられたこと。それからお母さんの服は着たくないと反抗したこともあったけれど、やっぱり僕のルーツは母の服にあったというようなことが書いてあって。その作品が評価されているのを見て、ものづくりや表現では背伸びをしちゃいけないんだということがわかりました。今まで学んできたファッションに関する知識は表層のひとつであって、自分がその知識をどう使うかで表現が変わる。これに気づいたとき、見える世界が全く変わりました。それまでは自分のファッションに関しても「ヒール履いてハイブランド着てればいいでしょ」くらいに思っていましたが、子供のときに純粋にカワイイとか欲しいと思っていたような感覚を大事にすることがファッションの楽しみで、着ることも表現することも、もっと自由でよかったんだと。村上くんの作品が、素直でいることの大事さを思い出させてくれました。

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photo : Hidemasa Miyake

目の前のことをただ必死にやっていけば道はできてゆく

それから自分の表現を模索していたときに、山縣さんから「ITS」というヨーロッパのコンテストに作品を出してみたら、と勧められました。今まで課題や大学院の卒業制作しかやったことがなかったので、いきなり世界に行くのは無理だろうと思ったのですが、好奇心が日増しに強くなりチャレンジすることに。でも、出場を決めた時点で作品提出の締め切りまであと1ヶ月という超ギリギリのスケジュール。ジュエリー部門での出場だったので、今から逆転できる部分があるとすればディテール勝負ではない。もっと大きい視点で装いの楽しさを提案しよう、と気持ちを振り切りなんとか必死で提出しました。もちろん自分だけの力ではなく何十人もの方々に手伝ってもらったからこそできたことです。おかげさまでグランプリを頂いたことをキッカケに、ファッションデザイナーとして一人立ちして活動を始めました。東京コレクションでの発表や、PARCOのシブカル祭。での作品展示など、1つ制作したら次はコレ、次はアレ、と、目の前にあるお仕事や自分がやりたいことにただ必死で取り組んできて、今に至ります。ディレクションやインスタレーションなど、ファッションデザイナーではないジャンルのこともやってきたので、今後「ファッションデザイナー」としてどういう活動をしていくか、最近になってやっと真剣に考えだしたところです。

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「エレガンス」と「ぬけ感」がコンセプト

大学院で研究課題としても扱っている「エレガンス」は私のデザインに欠かせない要素のひとつです。「エレガンス」とは、普遍的な美意識を感じさせるもの。例えば何年も続くデパートの美術商のような、そのもの自体が時間の積み重ねを持っていることを「エレガンス」と呼んでいます。私はそこに「ぬけ感」を組み合わせるという意識でデザインすることが多いです。例えば盆栽という古典的なものにキラキラしたクリスタルを加えれば、新しく面白いものになる。盆栽の存在を踏みにじって別のものにするのではなくて、粋な感じや侘び寂びがでるような組み合わせがおもしろさにつながると思っています。
そのおもしろさをファッションに落とし込むことで、さらにそれを着る人間とぶつかるのが私の個性です。ファッションデザイナーとして、エレガンスとヌケ感を組み合わせた作品を、人が着こなすことでどう変化させられるか。これを追求していきたいですね。私自身がいろいろな環境に身を置いてきたからこそ、普遍的な美意識を持つ「エレガンス」と、新しく登場したものを組み合わせることで生まれるおもしろさを表現できる。それが私にとって素直な状態であり、一番大事にしたい部分ですね。

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これからやってみたいこと

以前リゾートコレクションを発表したのですが、当時から引き続き、私達が今必要としているのは“リゾート”なんじゃないかと思っていて。なので、今年は日本のリゾートである熱海でコレクションを発表できたらと企画しています。熱海は和洋折衷全てがリミックスされているようなエレガンスさがあるので、私らしい表現をするのに最適な場所だという確信があります。そして、海外のリゾート地であるマイアミでもコレクションをするのが目標。そしてもう一つ、壮大なヴィジョンがあり、それは「海底遺跡になること」。何千年、何万年後にどこかで誰かに発掘されて、時空を超えて「うわ、これヤバイじゃん!」と言われるものをつくりたい!そんな存在になりたい! 結構本気でそう思っています。

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着用モデルはコレ!

フェイスを囲むゴールドに高級感を感じたので、メガネも合わせてゴールドをチョイス。ジャケットはシックに色味を抑えて、BABY-Gを際立たせるようなスタイリングにしました。BABY-Gは小学校の頃から好きで愛用していたので、大人になってからもこうして気分にあったデザインのBABY-Gを着けられることにエレガンスを感じますね。

中里さんの作品について

中里周子さんのホームページはコチラ!
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