BABY-G Presents Girl's PARTY!

Maybe!×BABY-G タイアップ企画With BABY-G Vol.31
映画監督・写真家
枝優花さん

CULTURE

いまMaybe!が注目している 女性クリエイターにお話を聞く、 大好評のインタビュー企画。
憧れのクリエイターが 自身のお気に入りの BABY-Gとともに登場し、 過去・現在・未来の 制作活動について語ります!

枝優花さん紹介

映画監督・写真家。
1994年生まれ。初長編映画『少女邂逅』が新宿武蔵野館を始め全国公開し2ヶ月のロングランヒットを記録。香港国際映画祭や上海国際映画祭に招待。バルセロナアジア映画祭では最優秀監督賞を受賞。2019年日本映画批評家大賞にて、新人監督賞を受賞。またSTU48やindigolaEnd、KIRINJIなどの多くのアーティスト作品を手掛ける。『少女邂逅』のスピンオフ作品『放課後ソーダ日和』も好評を博し、現在はともにBlu-rayが発売中。

Instagram

娯楽がビデオだけだった幼少時代

今は仕事上、文章や脚本を書くことが多いのですが、子供の頃はむしろ作文は苦手。絵を描くことの方が好きでした。当時は群馬に住んでいて、娯楽もすごく限られていました。車社会だったので、自分たちだけで遠出することもできなくて。友達があまり多くなかったこともあり(笑)、借りてきたビデオを家で見るぐらいしか選択肢がなかったんです。だから、結果的に映画が好きになったのかなと思います。祖父母の家に預けられた時は、祖父が近くの図書館に連れて行ってくれて、そこで貸し出ししているビデオを見ていました。もちろん流行の映画やアニメはなく、よく観ていたのはサンダーバード。それはそれで面白かったですけど(笑)。
初めて脚本のような物を書いたのも小学生の時でした。6年生を送る会でちょっとした出し物をやることになって、私が脚本を書いたんです。でも当時は監督という言葉も知らなかったので、みんなでお話を作りましょうという感覚でした。将来のことを具体的に考え始めた中学生の頃に、映画という小さい頃から自分を支えてくれたものに関わりたいと思うようになりました。でも、当時は大人の言う『そういう仕事ができるのは、ほんのひと握りの才能のある人だけなんだよ』という言葉を真に受けて、じゃあ自分は無理だなぁと思っていたんです。それに監督って男の人がやるものだとも思っていました。映画やドラマのメイキング映像を見ても、おじさんの笑い声しか聞こえないんですよね。自分が現場の中心にいるという画が浮かばず、将来は配給や宣伝の道がいいのかなと漠然と思っていました。映画を実際に自分で撮ったのは、大学生になってから。他大学の映画サークルに入ったことがきっかけでした。新入生がグループで1本映画を撮るという企画があって、そこで脚本と監督をやらせてもらいました。

誰かが幸せになる時、きっと誰かが苦しい

一番最初に衝撃を受けた映画体験は、6歳位の時に見た『A.I.』。それまで観ていた子供向けの作品って、みんな幸せになるとか、わかりやすい悪者がいる勧善懲悪もの。なので、母親が子供を森に捨てるとか、悪者をみんなが見て見ぬふりするシーンがとにかくショックで。その時に、人生ってこういうものなんだ、と思うようになったんだと思います。実は自分が映画を撮るまで特別に好きな映画だとは思っていなかったのですが、作品を作ろうとして自分の中に潜ってみると根底にあるのは『A.I.』だと気がつきました。誰かが幸せになる時、きっと誰かが苦しい。みんなが誰かの踏み台になっている、という私の考え方は『A.I.』の影響です。作品に一貫する私の軸はそこなのかなって思っています。初めての長編作品『少女邂逅』は、自分自身の体験が元になっていたりもするので、そういう私の軸がよく現れている作品になったと思います。スピンオフにあたる『放課後ソーダ日和』は少女邂逅の3年後の話。こちらはもともとYouTubeドラマだったこともあって、『少女邂逅』よりももう少し開けたところに投げていきたいという目的がありました。同じことを2度やっても意味がないと思って、テイストは全く違ったものになっています。普段映画を見ない人でも楽しめるように、映像を見やすくしたり、親しみを持ってもらえるように作っています。どっちを先に観たらいいですか? と聞かれることもあるんですが、どっちを先に観ても物語をすくい取れるようになっていると思います。

同じことをやっているとジレンマを感じる

私は同じことをずっとやっていると疲れてしまってダメなタイプなんです。物語にしても映像にしても、同じような質感のものが続くと辛くなって、気持ちやモチベーションが落ちちゃう。最近は『少女邂逅』を撮ったことによって、女の子2人を撮るお仕事の依頼をいただくことが増えました。ありがたい反面、ジレンマがあります。あの作品がたまたま女の子2人だったというだけで、それが好きというわけでも、少女担当という風にも自分では思っていません。『女性監督』と言われることに対しての嫌悪はあんまりないですが、女だからどうとか言われるとちょっと嫌ですよね。腹が立つので、逆に『利用してやるよ!』って思うんですけれど(笑)。私は写真家としても活動しているのですが、自分の支えとして、心がすさむような時に写真があるとうまくバランスが取れて。やっぱり使う脳みそが全然違いますし、関わってくる人や人数も違うので、写真を撮ることが心の調整にもなっていると思います。

これからやってみたいこと

今ちょうど新作の映画を用意しています。今回は男女の話。去年はずっと10代の女の子を撮っていたので、今回は男の子を撮りたいなと。海外には、今撮るしかないみたいな男の子がいるんですけれど、なかなか日本では見かけないので、そういう男の子を発掘したいと思っていて。例えば『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメみたいな。男の子が男になって行く前の瞬間を撮りたいなと思っています。

着用モデルはコレ!

大人っぽくて可愛いです。防水なので、雨や雪の撮影でも使えそうです。

※表示価格は、すべてメーカー希望小売価格です。

TAGS

    LATEST CONTENTS

      PICK UP